生コン工場(豊田工場)
豊田工場・・・レディーミクストコンクリート(生コン)の製造・販売をしています。
工場外観
生コン工場(西尾工場)
工場外観
生コンクリート製造・試験
細骨材の表面水率測定
細骨材が含む表面水量を管理・把握するために、JIS A 1111”細骨材の表面水率試験方法”に基づき、午前・午後に各1回以上の試験を行います。
① ベルコンから細骨材を採取
② 細骨材を水の入ったチャップマンフラスコに入れる
③ チャップマンフラスコ内の試料中にある空気を抜く
④ 細骨材の表面水率を計測
フレッシュ性状の確認試験
生コンの粘性・流動性と空気量を測定するため、JIS A 1101”コンクリートのスランプ試験方法”、JIS A 1128”フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法”に基づき、午前・午後に各1回以上試験を行います。
① ミキサー車から生コンを採取し、スランプコーンに詰める
② スランプコーンを引き上げた後、スランプを計測
③ 空気量測定器に生コンを詰める
④ 空気量を測定
強度管理試験
耐久性上必要な圧縮強度を測るために、JIS A 1132”コンクリート強度試験用供試体の作り方”に基づき製造した代表的配合の供試体を、JIS A 1108”コンクリートの圧縮強度試験方法”に則り、午前・午後のフレッシュ性状確認時どちらか一方で試験を行います。
① 代表的な強度試験用の供試体を計6本採取
② 20±2℃の温度で管理された水中で養生させる
③ 養生させた供試体の強度を1週間・4週間後にそれぞれ測定
上澄水の透視度検査
当工場で発生した排水を再利用できるように処理した水(上澄水)が、JIS規定に適合しているかどうか1回以上/日透視度計にて検査を行います。
① 上澄水の水槽より試料を採取
② シリンダーに30の目盛まで水を加える
③ シリンダー内の水を徐々に抜き、十文字の絵が見えた時の目盛を読む
細骨材の品質管理試験①-細骨材のふるい分け試験-
コンクリートの配合設計や仕様の適否に関わる、細骨材の粒度、粗粒率、粗骨材の最大寸法などを検査するために、JIS A 1102”骨材のふるい分け試験方法”に基づき、週に1回試験を行います。
① 絶乾状態になるまで試料を乾燥させる
② 乾燥後、質量を測定
③ 重ねたふるい(5mm~受皿)の中へ試料をあける
④ ふるい分ける
⑤ ふるい分け後、5mmのふるいにとどまった試料の質量を測定
⑥ 2.5mmのふるいにとどまった試料を前の試料に加算
⑦ 1.5mmのふるいにとどまった試料を前の試料に加算
⑧ 0.6mmのふるいにとどまった試料を前の試料に加算
⑨ 0.3mmのふるいにとどまった試料を前の試料に加算
⑩ 0.15mmのふるいにとどまった試料を前の試料に加算
⑪ 受皿にとどまった試料を前の試料に加算
⑫ ふるい後の全質量を測定
細骨材の品質管理試験②-細骨材の微粒分量試験-
コンクリートの水量増加や乾燥収縮など有害な影響を与える微粒分(粘土・シルト)の量が細骨材にどれたけ含まれているか測定するため、JIS A 1103”骨材の微粒分量試験方法”に基づき、週に1回試験を行います。
① 約1㎏の試料を2つに分け、絶乾状態になるまで乾燥させる
② 2つに分けた各試料の質量をそれぞれ測定
③ 容器の中に試料を入れ水で覆う
④ 容器の中の試料を約30秒間かき混ぜる
⑤ 1.2mm・0.075mmのふるいに上澄みをあけ、ふるいにとどまった試料は容器に戻す
⑥ 容器の中の水が澄むまで同じ作業を繰り返す
⑦ 上記の試料をバットに戻す
⑧ バットに戻した試料を絶乾状態になるまで乾燥させる
⑨ 乾燥後、各試料の質量を測定
細骨材の品質管理試験③-細骨材の粘土塊量試験-
一定量を超えるとコンクリートの強度面で有害に作用する粘土塊が、細骨材にどれだけ含まれているか測定するため、JIS A 1137”骨材中に含まれる粘土塊量試験方法”に基づき、月に1回試験を行います。
① 微粒分量試験で使用した試料をさらに1.2mmのふるいにかけ、とどまった試料を24時間吸水させる
② 吸水させた試料の余分な水分を取り除き、骨材粒を指で押しながら粘土塊を調べる
③ 全ての粘土塊を潰してから、0.6mmのふるいの上で水洗いする
④ ふるいにとどまった試料を絶乾状態になるまで乾燥させる
⑤ 乾燥後、質量を測定
細骨材の品質管理試験④-細骨材の密度及び吸水率試験-
コンクリートの配合設計に必要不可欠な細骨材の密度とコンクリートの強度・耐久性に影響を及ぼす細骨材の吸水率を把握するため、JIS A 1109”細骨材の密度及び吸水率試験方法”に基づき、月1回試験を行います。
① 約2㎏の試料をドライヤーを使いながら乾かし表乾状態にする
② 表乾状態にした試料約1㎏分を取り分け、さらに500gずつに分ける
③ 500㎏ずつに分けた試料の質量をそれぞれ測定
④ 上記の試料を水を少し加えたフラスコにそれぞれ投入する
⑤ フラスコの目盛まで水を加える
⑥ 上記のフラスコを20±5℃の水槽に約1時間つけておく
⑦ 約1時間水槽につけたフラスコの水+容器+試料の質量をそれぞれ測定(目盛より水が減っていたら水を足す)
⑧ ①の表乾状態にした残りの試料約1㎏を②同様500gずつに分ける
⑨ 500gずつに分けた各試料の質量を測定
⑩ 上記の試料が絶乾状態になるまで乾燥させる
⑪ 乾燥後、各試料の質量を測定
粗骨材の品質管理試験①-粗骨材のふるい分け試験-
コンクリートの配合設計や使用の適否に関わる、粗骨材の粒度、粗粒率、粗骨材の最大寸法などを検査するために、JIS A 1102”骨材のふるい分け試験方法”に基づき、週に1回試験を行います。
① 絶乾状態になるまで試料を乾燥させる
② 乾燥後、質量を測定し試料をふるいにかける
③ 25mmのふるいにとどまった試料
④ 20mmのふるいにとどまった試料
⑤ 15mmのふるいにとどまった試料
⑥ 10mmのふるいにとどまった試料
⑦ 5mmのふるいにとどまった試料
⑧ 受皿にとどまった試料(全ふるい分け完了)
⑨ 上記の試料を累加計量しながら質量を測定
粗骨材の品質管理試験②-粗骨材の微粒分量試験-
コンクリートの水量増加や乾燥収縮など有害な影響を与える微粒分(年度・シルト)の量が粗骨材にどれだけ含まれているか測定するため、JIS A 1103”骨材の微粒分量試験方法”に基づき、月に1回試験を行います。
① 約2㎏の試料を2つに分け、絶乾状態になるまで乾燥させる
② 2つに分けた各試料の質量をそれぞれ測定
③ 容器の中に試料を入れ水で覆う
④ 容器の中の試料を約30秒間かき混ぜる
⑤ 1.2mm・0.075mmのふるいに上澄みをあけ、ふるいにとどまった試料は容器に戻す
⑥ 容器の中の水が澄むまで同じ作業を繰り返す
⑦ 上記の試料をバットに戻す
⑧ バットに戻した試料を絶乾状態になるまで乾燥させる
⑨ 乾燥後、各試料の質量を測定
粗骨材の品質管理試験③-粗骨材の粘土塊量試験-
一定量を超えるとコンクリートの強度面で有害に作用する粘土塊が、粗骨材にどれだけ含まれているか測定するため、JIS A 1137”骨材中に含まれる粘土塊量試験方法”に基づき、月に1回試験を行います。
① 微粒分量試験で使用した試料をさらに5mmのふるいにかけ、とどまった試料を24時間給水させる
② 吸水させた試料の余分な水分を取り除き、骨材粒を指で押しながら粘土塊を調べる
③ 全ての粘土塊を潰してから、2.5mmのふるいの上で水洗いする
④ ふるいにとどまった試料を絶乾状態になるまで乾燥させる
⑤ 乾燥後、質量を測定
粗骨材の品質管理試験④-粗骨材の密度及び吸水率試験-
粗骨材の表乾密度・絶乾密度。吸水率を把握するために、JIS A 1110”粗骨材の密度及び吸水率試験方法”に基づき、月に1回試験を行います。
① 表乾状態にした試料(約1.2㎏)の質量を測定
② 上記の試料を金網かごに入れ、水中質量を測定
③ 絶乾状態になるまで試料を乾燥させる
④ 乾燥後、質量を測定(同様の試験を計2回行う)
粗骨材の品質管理試験⑤-粗骨材の単位容積質量及び実積率試験-
粗骨材を容器に詰めた際のかさ容積質量と、容器中の粗骨材(空気を含む)の容器に占める割合を調べるため、JIS A 1104”骨材の単位容積質量及び実積率試験方法”に基づき、週に1回試験を行います。
① 絶乾状態になるまで試料を乾燥させる
② 絶乾した試料を単容マス(10L)に3層に分けて詰める。1層目は突き棒で30回突く
③ 2層目
④ 3層目
⑤ 全て詰め終わったら、表面を突き棒で転がし平らにする
⑥ 容器+試料の質量を測定
粗骨材の品質管理試験⑥-粗骨材の表面水率試験-
粗骨材が含む表面水量を管理・把握するため、JIS A 1803”粗骨材の表面水率試験方法”に基づき、月に1回試験を行います。
① ベルコンから粗骨材を採取
② 試料の質量を測定
③ 試料の水中質量を測定(同様の試験を計2回行う)
生コン製造・打設
当工場では、電子制御システムを用いて精度の高い計量・均一な練り混ぜを可能とし、JIS規格に適合した生コンクリートを製造しています。また、狭い現場でも搬入可能な4t車・6t車、大量打設にも対応可能な10t車を揃え、積込み・配達を行います。
① 生コン製造確認(カメラ確認)
② 生コン打設中
点検・メンテナンス作業
ミキサー、ベルトコンベアー等の各設備が良好に作動するよう、日常的に点検を行います。生コン車、ダンプカーは各ドライバーが点検・メンテナンスを行い、安全に出荷できるよう心掛けています。
① ベルコンローラー点検
② ベルコン異常チェック
③ プラント清掃
④ 生コン車 清掃
⑤ 作業機械メンテナンス
その他
①ミキサー車の運転経験が浅い人でも、一人前になるまで丁寧に指導しています。
②最新の交通規制基準をオンラインで学び、安全運転管理者を育成しています。
③工場内の環境づくりのため、伊予柑や三ツ又などの植栽を行っています。
① 新人ドライマー研修
② 安全運転管理者講習(オンライン)
③ 環境づくり(伊予柑の植栽)