地質調査

本陣では一般住宅向けのスクリューウェイト貫入試験から、大型工事にも対応できる標準貫入試験併用ボーリングまで、用途に合わせた調査手法を提案します。

さらに、pH測定・一軸圧縮試験・六価クロム溶出試験などで、最も適した地盤改良工事を選択します。

スクリューウェイト貫入試験

(SWS試験)

自走式で全自動型のSWS試験機により、調査を行います。データは自動的に計測印字され、これをもとに地盤の固さを判断し、住宅の基礎構造等を決定します。試験機はコンパクトな機械なので狭隘地や未整地にも対応できます。

本陣では、年間2,000宅地程の調査を行っております。

それではSWS試験の特徴と弊社の取り組み状況をご紹介します。

SWS試験の試験方法

SWS試験方法は日本工業規格(JIS A 1221:2013)にて規定されています。

①スクリューポイントという円錐型のドリルをロッド(鉄の棒)に取付け、調査地点で鉛筆に据え付けます。

②まず、500N(50kgのおもり)を載荷し、ロッドの貫入量を測定します。ロッドを回転させずに貫入した場合は「自沈」と言います。自沈の有無は地盤の硬さの一つの目安となり、自沈の際の貫入状況(ゆっくりなのか急激なのか)も重要な指標です。

③荷重は、500N(50kg)、750N(75kg)、1000N(100kg)の順に載荷していきます。1000Nの荷重でロッドの貫入が止まったら、ロッドを回転させて25cmの貫入量ごとに半回転数(180°で1回転換算)を測定します。

④スクリューポイントが硬い層に達し、それ以上貫入できなくなったら測定終了です。測定深度については、10m~20m程度可能です(小規模建築物基礎設計指針による)。
※但し、試験値の精度は、測定深度が深いほどロッドの周面の摩擦力が試験値に影響を与えるため、注意が必要です。

換算N値の算出

SWS試験で得られた測定値(荷重と半回転数)から地盤の硬軟を判断します。地盤の硬軟は一般的に標準貫入試験で得られるN値で表しますが、SWS試験では、そのN値に準じる「換算N値」を次式により算出します。

砂・礫質土:2Wsw+0.067Nsw
粘性土:3Wsw+0.05Nsw

Wsw:荷重(おもりの重さ)kN
Nsw:1m当たりの半回転数
(自沈の場合はNsw=0となる)

資料調査

資料調査はSWS試験と併用で行います。土地条件図からは地形区分が明らかになり、自然地盤や造成地盤、あるいは地層・土質の判別を行います。また土地利用図からは土地の履歴を調べることができます。例えば田畑の土地利用履歴が分かれば、軟弱地盤の由来も推定できます。最近では、微地形区分や自治体が発行する液状化マップ、液状化履歴図などの既往研究を資料として、調査地盤の液状化の恐れについても簡易判定が行われています。

基礎補強の有無と補強方法の提案

換算N値や資料調査、現地調査を基に建物の基礎補強の有無を判定します。

その際の指針となるのが、国土交通省告示第1113号です。この告示では建物を建てることで有害な沈下の恐れがないことを確認しなければならないと定められています。この告示に則って基礎補強の有無・基礎補強の方法を確定します。

標準貫入試験併用ボーリング

標準貫入試験は地盤を掘削しながら(ボーリング)、地盤のN値を測定する試験です。地盤の支持力や多くの土質定数がN値を使った換算式で表されています。

またボーリングによって、土の採取(サンプリング)が同時にできるため、土質や地盤の地層構造を目視で判別でき、採取した土を利用して詳細な物性値が得られます。

そのため、建築・土木の基礎調査としてこの標準貫入試験併用ボーリングが用いられています。

標準貫入試験併用ボーリングの試験方法

標準貫入試験方法は日本工業規格(JIS A 1219:2013)にて規定されています。

N値とは標準貫入試験用サンプラーを地盤に30cm貫入する際の打撃回数の事です。

①始めに試験開始深度まで試験孔を掘削します。試験開始深度に到達の後、ボーリングロッドに標準貫入試験用サンプラーを接続し、静かに孔底に降ろします。

②ボーリングロッドにノッキングブロックを取付け、ドライブハンマーをセットします。

③試験はドライブハンマーの打撃によって原則15cmの予備打ち、30cmの本打ちを行います。予備打ちは、試験孔内に残っている汚泥や、試験孔を掘削した時に乱れた土を避ける意味があります。

本打ちはドライブハンマー(63.5±0.5kg)を所定の高さ(76±1cm)から自由落下させ、10cm貫入ごとの打撃回数を測定します。合計30cm貫入するのに要した打撃回数がその深度のN値です。また本打ちの打撃回数は、特に必要のない限り50回を限度としています。

測定終了後は、サンプラーを引き上げ、採取試料の観察を行います。

試験結果の整理試験結果の整理

試験結果は、土質柱状図と呼ばれるN値の深度分布曲線と土層構造にまとめられます。N値の深度分布曲線は、試験の中間深度にN値をプロットしてそれらを線で繋いで表示するのが一般的です。

サポート - その他試験 -

pH測定

地質調査で採取された土に、セメントの硬化を阻害する成分が含まれているかどうかを、pHや電導度を測ることで推定します。

セメントが固まらないことが分かれば、セメント系の材料では地盤改良工事が出来ないため、鋼管杭などの地盤補強工事を採用します。

一軸圧縮強度

表層改良や柱状改良を施工するときは、現場で強度確認用のサンプルを採取し、所定の材齢期間(7日間及び28日間)の養生を経たのち、アムスラー式圧縮試験機で一軸圧縮強度を測ります。

工事前にこの試験をすることにより、セメント系固化材の添加量や設計で使用する基準強度が決まります。工事後の試験では、設計で決めた改良体の強度が発現しているかを確認します。

六価クロム溶出試験

六価クロムは環境省の汚染物質に指定されています。

セメントを製造する過程で、無害の三価クロムが高温で焼かれることにより酸化され、有害な六価クロムとなります。改良体を築造した際に、固化が十分であれば六価クロムが地盤に溶出しません。

しかし固化が不十分な場合は、環境省の基準以上の温度で溶出する場合があります。

地盤改良工事

表層改良

浅い部分だけが軟弱な場合、地盤強度を均等に強化できる工法です。粉体固化材と現状土をバックホーで混合して転圧します。

一般の戸建住宅であれば1~2日で施工が可能で、3m程度の深さまで対応できます。

1.施工範囲位置出し

施工範囲位置出し

2.表層改良用
バックホー及びハンドローラー

表層改良用バックホー及びハンドローラー

3.地盤のPHチェック

地盤のPHチェック

4.地盤固化材

地盤固化材

5.床付け確認

床付け確認

6.攪拌混合

攪拌混合

7.バケット転圧

バケット転圧

8.第一層終了

第一層終了

9.第2層終了

第2層終了

10.混合状況確認

混合状況確認

11.混合状況確認

混合状況確認

12.強度確認用サンプル採取

強度確認用サンプル採取

13.地表部ローラー転圧仕上げ

地表部ローラー転圧仕上げ

14.作業終了

作業終了

柱状改良(WSP工法)

固化材と水を練り合わせ、スラリー状にして吹き出しながら、アースオーガー翼で地盤と混ぜあわせて柱状体を形成します。

本陣ではφ1000m/m~φ500m/mまでの径の柱状改良を行うことができ、深さは10m程度まで施工できます。

1.施工地点位置出し

施工地点位置出し

2.柱状改良機

柱状改良機

3.プラント車

プラント車

4.小型バックホー

小型バックホー

5.試掘

試掘

6.地盤のPHチェック

地盤のPHチェック

7.支持層土質確認

支持層土質確認

8.地盤固化材

地盤固化材

9.掘削ロット長確認

掘削ロット長確認

10.掘削ヘッド検寸

掘削ヘッド検寸

11.オーガー杭芯セット

オーガー杭芯セット

12.一次掘削開始

一次掘削開始

13.掘削長確認

掘削長確認

14.セメントスラリー注入

セメントスラリー注入

15.攪拌再掘削

攪拌再掘削

16.隣接孔へ移動

隣接孔へ移動

17.杭芯通り確認

杭芯通り確認

18.杭芯通り確認

杭芯通り確認

19.杭頭処理

杭頭処理

20.強度確認用サンプル採取

強度確認用サンプル採取

21.作業完了

作業完了

SMD杭

SMD杭工法

"縁の下の力持ち"

震災による液状化で地盤が沈下。建物は、支持層まで届いているSMD杭により沈下せず。
(写真:建物と地盤との隙間)

小径の鋼管の先端に、支持力を増大させるための回転翼をとりつけた 小中規模建築物向きの杭です。

鋼管を回転圧入させるため、残土は発生せず、低騒音、低振動の環境に配慮した工法です。 鋼管を回転貫入する杭打機の回転トルク値や貫入量で打止めを管理します。支持地盤の深さ変化に応じて施工長が変えられる長所もあります。

施工手順

1.杭芯位置出し

杭芯位置出し

2.材料検収(杭長)

材料検収(杭長)

3.材料検収(翼径)

材料検収(翼径)

4.ステンシルの確認

ステンシルの確認

5.材料検収(付属品)

材料検収(付属品)

6.杭芯セット

杭芯セット

7.鉛直性の確認

鉛直性の確認

8.施工管理モニター

施工管理モニター

9.回転貫入状況

回転貫入状況

10.溶接準備(ルート間隔の確認)

溶接準備(ルート間隔の確認)

11.継手の溶接

継手の溶接

12.再度回転貫入

再度回転貫入

13.打設完了

打設完了

14.杭頭レベルの確認

杭頭レベルの確認

15.施工完了

施工完了

適用範囲と支持力早見表

各種資料

施工事例(クリックで表示されます)

公共工事

スクロールできます
発注者工事名杭経杭長外翼工事場所
秋田県大館市総合簡易水道整備Φ216.372.5D秋田県
国土交通省杉並税務署増築他Φ216.372D東京都
静岡県菊川町排水路付替え工事Φ139.832.5D静岡県
万博協会日本国際博覧会Φ267.45~152D愛知県
国土交通省中村税務署増築他Φ165.212~13 2D名古屋市
住宅都市基盤公団岩倉施設街区整備Φ114.3122D愛知県
滋賀県県営住宅エレベーター設備Φ165.252D滋賀県
大阪航空局福岡空港施設設備Φ165.292.5D福岡市
鹿児島県県営住宅増築他Φ165.27~103D鹿児島県

特殊工事

スクロールできます
発注者工事名杭経杭長外翼工事場所
㈱みらいテクノハウス関川茶室兼アパートΦ114.353D東京都
安藤建設㈱志気ビル新築工事Φ165.2212D東京都
㈱千葉興産松ヶ丘一丁目マンションΦ165.2122D東京都
郡リース㈱横浜美術短期大学Φ114.343D横浜市
㈲山本建設ファミリーマート山下店Φ165.252D神奈川県
炭平コーポレーション㈱やまいし㈱給油所Φ139.852D長野県
近畿日本コンクリート㈱マルサンアイ㈱Φ190.7132D愛知県
㈱山口工務店赤福本社工場Φ267.4302.5D三重県
㈱アマノラフェスタ看板設置Φ165.2172.5D広島県
㈱フジタ地質中国銀行円山支店Φ190.7132.5D岡山県
JFEケミカル㈱アルカリ添加設備基礎Φ267.4262D岡山県
東急建設㈱阿蘇ファームランドΦ216.362.5D大分県
㈱谷川建設NTTファシリティーズΦ190.762.5D長崎県

大型工事

スクロールできます
発注者工事名杭経杭長外翼工事場所
㈱市之瀬工務店コープ斉藤SMD工事Φ216.3102.5D埼玉県
㈱島崎工務店目白バースハウス基礎工事Φ267.452.5D東京都
㈱井上構造設計佐藤マンションSMD工事Φ216.3112D東京都
㈱北雄産業十三や基礎工事Φ190.7122.5D東京都
東京ミサワホーム㈱江川ビル新築工事Φ216.3112.5D東京都
大成建設ハウジング㈱サニービル奥沢SMD工事Φ139.8122D東京都
㈱テスコガスト東十条店SMD工事Φ267.482.5D東京都
シグマ建設㈱TSマンションSMD工事Φ165.252.5D東京都
小川建設㈱K2フラットSMD工事Φ190.782D東京都
㈱エムシーコーポレーションアンプール内田SMD工事Φ216.362D神奈川県
ティーケーホーム㈱藤塚町開発計画SMD工事Φ139.843D横浜市
大和ハウス工業㈱ローソン上郷SMD工事Φ190.742D横浜市
㈲トラスティーホーム藤崎3丁目住宅SMD工事Φ139.8172.5D千葉県
NKKトレーディング㈱Y邸SMD工事Φ216.3102.5D静岡県
大東建託㈱O邸SMD工事Φ216.3162.5D静岡県
NKKトレーディング㈱叶精工㈱増築工事Φ190.752.5D静岡県
㈱カスタムホームN邸SMD工事Φ139.843D長野県
㈱丸三建設S邸SMD工事Φ267.452D愛知県
志真建設㈱貝塚配送センター増築Φ267.4152D大阪府
大和ハウス工業㈱O邸,U邸SMD工事Φ267.4112D大阪府
出雲建設㈱S邸SMD工事Φ267.472D兵庫県
㈱中島工務店順心寺観音堂基礎工事Φ216.342.5D兵庫県
JFEシビル㈱JFEスチール㈱西日本製鉄所Φ267.4212D岡山県
㈱アライ建設土屋邸店舗SMD工事Φ216.3142.5D岡山県
㈱竹中工務店湯原温泉病院増築工事Φ267.442.5D岡山県
㈱アマノ福祉施設 花園基礎工事Φ190.762D広島県
㈲友田組かねはら小児科SMD工事Φ190.752D山口県
㈲渡辺建築構造企画メゾントレビ新築工事Φ165.263D香川県
㈱ヒロハウスヒロハウスSMD工事Φ216.362.5D福岡市

住宅工事

スクロールできます
発注者工事名杭経杭長外翼工事場所
大成建設ハウジング㈱東北K邸SMD工事Φ139.872D仙台市
㈱レオパレス21K邸SMD工事Φ114.333D仙台市
セキスイハウス群馬㈱K邸SMD工事Φ114.353D群馬県
茨城セキスイハイム㈱K邸SMD工事Φ139.873D茨城県
㈱センチュリーホーム展示場SMD工事Φ165.272.5D埼玉県
セキスイハイム埼玉㈱V邸SMD工事Φ114.383D埼玉県
トヨタホーム千葉㈱O邸SMD工事Φ139.8113D千葉県
セキスイハイム千葉㈱S邸SMD工事Φ114.373D千葉県
パナホーム千葉㈱S邸SMD工事Φ165.2182.5D千葉県
野村ホーム㈱N邸SMD工事Φ139.8122D千葉県
三菱地所ホーム㈱H邸SMD工事Φ114.363D東京都
セキスイハイム東京㈱T邸SMD工事Φ114.373D東京都
三共ホーム㈱S邸SMD工事Φ114.383D東京都
㈱レスコハウスA邸SMD工事Φ139.853D東京都
㈱北雄産業M邸SMD工事Φ216.372D東京都
大成建設ハウジング㈱A邸SMD工事Φ165.262D東京都
住友不動産㈱I邸SMD工事Φ114.383D東京都
三井物産テクノハウス㈱S邸SMD工事Φ190.7152.5D神奈川県
三井ホーム㈱A邸SMD工事Φ114.37113D神奈川県
大成建設ハウジング㈱S邸SMD工事Φ139.8102D神奈川県
㈱ベルハウス菊名2丁目A棟Φ114.333D横浜市
住友林業㈱A邸SMD工事Φ114.363D神奈川県
大和ハウス工業㈱Y邸SMD工事Φ165.2143D横浜市
セキスイハイム神奈川㈱O邸SMD工事Φ114.393D横浜市
セキスイハイム山梨㈱H邸SMD工事Φ114.353D山梨県
トヨタホーム山梨㈱M邸SMD工事Φ139.863D山梨県
三井ホーム㈱H邸SMD工事Φ165.263D山梨県
積和建設浜松㈱F邸SMD工事Φ139.843D静岡県
三井ホーム㈱N邸SMD工事Φ139.8183D静岡県
スウエーデンハウス㈱M邸SMD工事Φ114.343D愛知県
トヨタホーム名古屋㈱Y邸SMD工事Φ165.2143D愛知県
トヨタホーム愛知㈱H邸SMD工事Φ114.353D愛知県
東建コーポレーション㈱O邸SMD工事Φ139.863D愛知県
㈱河和N邸SMD工事Φ165.242D愛知県
名古屋セキスイハイム㈱T邸SMD工事Φ114.3123D名古屋市
岐阜セキスイハイム㈱S邸SMD工事Φ114.393D岐阜県
トヨタホーム三重㈱K邸SMD工事Φ139.893D三重県
北陸セキスイハイム㈱S邸SMD工事Φ114.3133D石川県
住友林業㈱北陸支店T邸SMD工事Φ114.383D石川県
セキスイハイム信越㈱W邸SMD工事Φ114.383D新潟県
炭平コーポレーション㈱入山ビルΦ165.232D長野県
セキスイハイム大阪㈱T邸SMD工事Φ139.833D大阪府
セイスイハイム阪奈㈱W邸SMD工事Φ114.3103D大阪市
㈱泉北ホームY邸SMD工事Φ114.3133D大阪府
㈱ヤマヒサT邸SMD工事Φ165.2193D大阪市
三井ホームエンジニア㈱T邸SMD工事Φ114.3133D大阪府
セキスイハイム京滋㈱S邸SMD工事Φ114.343D滋賀県
北近畿セキスイハイム㈱S邸SMD工事Φ139.852.5D兵庫県
大成建設ハウジング㈱かなずみ歯科Φ114.343D兵庫県
セキスイハイム中国㈱K邸SMD工事Φ139.8183D岡山県
パナホーム岡山㈱H邸SMD工事Φ165.2173D岡山県
大東建託㈱I邸SMD工事Φ165.2102.5D岡山県
トヨタホーム岡山㈱Y邸SMD工事Φ114.383D岡山県
㈱三洋M邸SMD工事Φ165.272.5D鳥取県
パナホーム広島㈱M邸SMD工事Φ139.863D広島県
三井ホーム㈱K邸SMD工事Φ114.3133D山口県
香川セキスイハイム㈱S邸SMD工事Φ114.363D香川県
福岡セキスイハイム㈱Y邸SMD工事Φ114.3133D福岡県

SMD杭SS工法

DM工法

HITSコラム工法

HITSコラム

HITSコラム工法は、セメント系固化材を固化材スラリーとして地盤に注入し、地盤と固化材スラリーを効率的に攪拌混合することによって、改良コラムを築造する工法です。

さらに、土の共回り防止翼と細断翼を装備した攪拌・混合機を用いることにより、粘性土および砂質土の土層において、固化材と地盤を確実にかつ良好に攪拌混合できるスラリー系機械攪拌式の深層混合処理工法です。

建築技術性能証明書

工法の特徴

4Cの特徴

工法の性能

1.掘削ビット

スローピッチ翼

ハイピッチ翼

第一撹拌翼

共回り防止翼

掘削翼

掘削ビット

2.スラリー吐出口(F)

吐出口

が横向きに付いており、排土板

を配している為、土が詰まらない。

スラリー吐出口(F)

3.スローピッチ翼とハイピッチ翼

第一撹拌翼で切りほぐした土をより細かく裁断する。

スローピッチ翼とハイピッチ翼

4.スラリーの吐出

横方向にスラリーが吐出し、樋

をつたってコラム外周端まで届き、全体に均一なコラムを形成することができる。

スラリーの吐出

5.撹拌状況

撹拌性能が良いため、スラリーは地上部に逸出しにくい。

撹拌状況

6.改良天端成形

撹拌ムラがなく、土塊が残らず、均一な仕上がり。

改良天端成形

7.アルカリ反応試験

フェノールフタレイン溶液を散布すると、共回り防止翼跡までくっきり確認できる。

アルカリ反応試験

8.モールドコア採取機

正回転で所定深度までいれ、逆回転で改良土を採取する。

モールドコア採取機

9.断面コア

水平方向の強度のバラツキが少ない。

断面コア

10.全長コア

深度方向の強度のバラツキも少ない。

全長コア

11.コラムの掘取

共回り防止翼の跡が残り、折れることなく一本物で抜き取れる。

コラムの掘取

12.圧縮試験

目標強度以上の強度を確保でき、バラツキが少ないので変動係数を30%に設定することができる。

圧縮試験

施工概要

本工法は全ての地盤に対して一定の施工管理で良く、0.5(m/分)で掘削し、1.0(m/分)で引揚げる。
固化材添加量は350kg/㎥で一律である。

施工サイクル

本工法は、シングル施工(下図参照)を基準とし、先端処理部分(先端1.00m)まで、速度0.5(m/分)以下、回転速度10(回/分)以上で繰返し処理を行う。速度(掘進・引揚)及び回転速度は、対象深度での羽根切り回数が260(回/m)以上を満足するように設定した。

尚、羽根切り回数(T)の算出にあたり、撹拌翼の総羽根数における設定方法は次の通りである。

掘進時における混合撹拌は、撹拌翼のみが行うものなので、総羽根数を4枚とし、引揚時では、最下翼の掘削・撹拌翼も混合撹拌に寄与できるので、総羽根数を6枚とした。

羽根切り回数算出式
ここで
T:羽根切り回数(回/m)
ΣM1:撹拌翼の総羽根枚数4(枚)
ΣM2:撹拌翼の総羽根枚数6(枚 掘削・撹拌翼を加算)
R1:掘進時の回転速度10(回/分)
R2:引揚時の回転速度30(回/分)
V1:掘進時の速度0.5(m/分)
V2:引揚時の速度1.0(m/分)
施工サイクル

性能証明と適応範囲

性能項目

「HITSコラム工法 施工マニュアル」に基づいて築造される改良体は、砂質土層および粘性土層(ローム層を含む)で800kN/㎡の設計基準強度を確保することが可能であり、配合設計及び品質検査に用いる改良体コアの一軸圧縮強さの変動係数として、30%が採用できること。

適用範囲

改良の形式:杭形式(杭配置、接円配置、ラップ配置)
適応構造物:小規模建築物及び付属構造物
・地上階:3階以下
・建物高さ:13m以下
・軒高さ:9m以下
・延べ面積:500㎡以下
・高さ:3.5m以下擁壁
適用土質:粘性土(ローム地盤を含む)、砂質土
コラム径(φ):400、500、600、700、800(mm)
最大コラム長さ(L):8.0(m)
撹拌翼枚数:掘進=4枚
引揚=6枚(撹拌翼に掘削翼を加算)
速度:掘進速度(スラリー注入時)0.5(m/分)以下
先端処理速度(掘進・引揚時)0.5(m/分)以下
引揚速度(攪拌時)1.0(m/分)以下
回転速度:掘進時=10(回/分)以上
引揚時(先端処理)=30(回/分)以上
羽根切り回数:260(回/m)以上

支持力計算式

1.杭状地盤補強の長期許容支持力

杭状地盤補強の許容支持力Raは杭状地盤補強の長期許容鉛直支持力Ra1と採用した杭状地盤補強の許容圧縮力Ra2のうち、小さい方の値とする。

(1)杭状地盤補強の長期許容鉛直支持力

Ra1:

杭状地盤補強の長期許容鉛直支持力(kN)

Rp:

杭状地盤補強先端部における極限先端支持力(kN)

Rf:

杭状地盤補強周面の地盤による極限摩擦力(kN)

1.極限先端支持力

  • a.杭状地盤補強先端部の下部地盤が砂質土の場合
    Rp=α×N×Ap(kN)…B式
  • b.杭状地盤補強先端部の下部地盤が粘性土の場合
    Rp=6×C×Ap(kN)…C式
    • α:先端支持力係数、深層混合処理の場合はα=75とする
    • N:杭状地盤補強先端から下に1D、上に1Dの範囲におけるN値の平均値
      • SWS試験の場合
        砂質土 N=2Wsw+0.067Nsw…D式
        粘性土 N=3Wsw+0.05Nsw…E式
    • D:杭状地盤補強径(m)
    • Ap:杭状地盤補強の先端面積(㎡)
    • C:杭状地盤補強先端下部粘性土層の粘着力(kN/㎡)
      • SWS試験の場合
        C=1/2(45Wsw+0.75Nsw)…F式
      • 標準貫入試験の場合
        C=1/2(12.5×N)…G式

2.極限摩擦力

Rf=D×Σ(τd×Li)×π(kN)…H式

  • D:杭状地盤補強径(m)
  • τd:杭状地盤補強に作用する各層の極限摩擦力度(kN/㎡)
    粘性土 τd=C
    砂質土 τd=10N/3
    ※SWS試験の場合のc及びNは左記参照
  • Li:各層の層厚(m)
(2)杭状地盤補強の長期許容圧縮力

Ra2:

改良体の長期許容圧縮力(kN)

Fc:

改良体の設計基準強度(kN/㎡)

Ap:

改良体の断面積(㎡)

沈下修正

アンダーピニング鋼管圧入工法

工事の作業例

材料の検収(鋼管)
  • 材質:STK400
  • 長さ=750mm
  • 径φ139.8mm×厚t4.5mm
材料の検収(鋼管)
材料の検収(鋼管継手)
  • 材質:STK400
  • 長さ=750mm
  • 径φ139.8mm×厚t4.5mm
材料の検収(鋼管継手)
掘削状況
掘削状況
鋼管の圧入
鋼管の圧入
圧入の圧力メーター確認
圧入の圧力メーター確認
鋼管の溶接状況
鋼管の溶接状況

溶接した鋼管

溶接した鋼管
ジャッキアップ

鋼管にアジャスターとジャッキをセットし、ジャッキアップ。

ジャッキアップ
ジャッキアップ完了
ジャッキアップ完了
  • 建物をジャッキアップできる深さまで鋼管を圧入しているため、

    再沈下のリスクが低い
  • 仮住まいの必要なし
  • 騒音、振動が少ない
  • ベタ基礎、布基礎共に適用可能
  • 費用が他工法に比べ高め
  • 工期が他工法に比べ長い
  • 掘削土の搬出入作業が必要

※最大施工深さは鋼管径の130倍まで(鋼管径φ165.2mmの場合はL=21.5mまで)

アンダーピニング耐圧版工法

工事の作業例

材料の検収
  • ジャッキ
材料の検収(ジャッキ)
材料の検収
  • アジャスター
材料の検収(アジャスター)
耐圧版のサイズを確認する
耐圧版のサイズを確認する
耐圧版の厚さを確認する
耐圧版の厚さを確認する
ジャッキ設置場所まで掘削
ジャッキ設置場所まで掘削
耐圧版を設置し水平を確認する
耐圧版を設置し水平を確認する

アジャスターとジャッキを設置

アジャスターとジャッキを設置
ジャッキアップ状況
ジャッキアップ状況
ジャッキアップ完了
ジャッキアップ完了
  • 鋼管圧入工法と比べて工期が早く、価格が安い
  • 仮住まいの必要なし
  • 騒音、振動が少ない
  • ベタ基礎、布基礎共に適用可能
  • 不同沈下が終わった状態でないと、再沈下の可能性がある
  • 掘削土の搬出入作業が必要